地域おこし協力隊
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町職員インタビューVol.1 ~町外に住んだからこそ分かる、高鍋のこと~
皆さんこんにちは。地域政策課のOです。
今回から、町職員に高鍋のことを話してもらう町職員インタビューシリーズを始めます。
今回お話を聞いたのは、今年高鍋町役場に入庁したばかりのMさんです。
高鍋町出身で、大学進学をきっかけに町外に住んだ経験のあるMさんに、町外に住んだ経験や高鍋について話してもらいました。
Q.高鍋町を受験したきっかけはなんですか?
大学の講義で日本全国の町づくりの事例を勉強することがあって「私もこんな仕事がしてみたいな」と思ったことがきっかけです。あとはゼミの教授から「高鍋町役場職員になることができたら地元でしたいと思うことを挙げてみて」と言われたときに考えていて楽しかったことも受験の後押しをしました。
就活中は高鍋町役場から内定をもらえるか不安だったのでそれを解消するために、毎日自宅から役場まで片道1時間弱歩き、「受かりますように~、受かりますように~」と願掛けをしていました。そのぐらい働きたかったところなのでそれが叶って、とてもうれしいです。
Q.町外に住んでいた期間があるとのことですが、その時のことを教えてください。
私は4年間佐世保に住んでいました。きっかけは大学進学です。佐世保には中学生のころに修学旅行で訪れたことがあったんですけど、雨が降っていたこともあって最初はどんより暗い漁師町というイメージでした。だけど、実際は海がきれいで晴れの日も多かったので印象がガラッと変わりました。ずっと宮崎に住んでいたということもあり、佐世保に住んでいた4年間は新鮮なことばかりでした。
その中で思い出に残っているのは初めて離島に行ったことです。私は壱岐という島に行きました。長崎は離島が多い上に、どこも景色が綺麗だと聞いていました。実際に行ってみると海が想像以上に綺麗で感動しました。行ったのが夏だったので、海でサッカーをしたり、BBQをしたり楽しく過ごせました。あと壱岐はウニが有名でした。ただ私はもともとウニが苦手だったこともあり、最初は食べなかったのですが、一緒に行ったメンバー全員がおいしいと絶賛していたので試しに食べたらすごくおいしくて驚きました。なので壱岐に行ったことで苦手なものを克服できたのもうれしかったです。
あと佐世保に住んでいて驚いたことは外国人の多さです。米軍基地があったことや外国からの旅客船も頻繁に来航していたこともあり、一番多い時でバスの乗客がほぼ外国人ということもありました。なので佐世保は異国情緒あふれる唯一無二の町でした。
Q.佐世保市と比較して、いま高鍋町に住んでいて共通点や違いを感じるところを教えてください。
佐世保市と高鍋町の共通点はあまり思い浮かばなくて、しいて言うなら時間の流れがゆったりしているところ、晴れの日が多いというところです。
違いについてですが、佐世保は青、高鍋は緑というイメージがあります。佐世保は造船業や漁業など、海に関連する仕事も多かったので海が身近にあったという意味で青というイメージがあります。あと佐世保駅は出入り口が2つあって、片方は大きい道路とかビルが広がっていますが、もう片方は海が広がっており、外国船も頻繁に来航していて不思議な駅でした。なので佐世保は駅を出てすぐに海を見ることができます。
一方で高鍋は、山や街路樹など木が多くてどこを見ても必ず緑があるというイメージがあります。かといって何もないかと言われればそうではなくて、学校、コンビニ、スーパー、公園、病院、保健所、ハローワークなどが小さい町にギュッと詰まっていてまさにコンパクトシティという感じです。その中でも当時学生だった私にとって幼稚園、小学校、中学校、高校が町内にあったのは大きかったです。どこも自転車があれば通える範囲にあったので楽でした。あとこれは個人的な意見ですが、高鍋は気の合う人が多いです。私のようにのんびりした人が結構いるので人間関係で悩んだこともあんまりなかったです。学生の頃に知り合い、今も交流がある友人も多く、一番長くて幼稚園から付き合いのある人もいます。
Q.これから高鍋町に移住を考える人にアドバイスがあれば教えてください。
高鍋は利便性と自然がちょうどいいバランスの町だと思います。ゆったりとした生活を送りたい方にはぴったりの町だと思います。移住は大きな決断なので迷われることも多いと思いますが、ぜひ高鍋を移住先の候補に考えてみてください。