移住者紹介
IMMIGRANT
仕事も趣味も自分らしく、 理想の毎日が実現できる高鍋町
高鍋町役場 建設管理課
森 明彦さん
知り合いも親戚もひとりもいない高鍋町へ、2021年の3月に家族5人で移住した森さん。高鍋町での生活が1年経ち、四季を過ごして感じた町での暮らしとは―――?
太陽の暖かな日差しの下での新しい生活
― 高鍋町への移住のきっかけを教えてください
森さん : 長男の高校受験が一番の大きなきっかけです。小学1年生から続けているラグビーで「花園に行きたい」という強い意志があり、ラグビーの名門・高鍋高校への進学を機に移住を決めました。
もうひとつの理由が私がサーフィンが好きで、やっぱりサーフィンなら宮崎だよねって(笑)。以前から宮崎で生活したい気持ちがあり、念願でもあったので、このタイミングで家族全員で高鍋町へ越してきました。
― 家族全員での移住ということで、事前のリサーチや手続きなど困った点はありませんでしたか?
森さん : スマホやパソコンを駆使して、高鍋町と名のつくものは全部調べた気がしますね(笑)。
でも事前に無料の「お試し滞在住宅」を利用して、1ヵ月高鍋町に住んでみたんです。周辺のリサーチはもちろんのこと、家探しや仕事探しも同時に行って。役場の方には不動産屋やサーフショップの方を紹介してもらったり、とてもお世話になりましたね。その縁もあり、いまは高鍋町役場の建設管理課で働いています。
※お試し滞在住宅は4月から、制度廃止のため利用できません
― 新しい生活を始める上で、仕事選びの基準はあったのでしょうか?
森さん :以前はどちらかというとデスクワークが中心だったので、高鍋町では太陽の下で健康的に仕事をしたいと思っていて。現在の仕事は道路の保守点検とメンテナンスがメイン。道路の穴埋めとか、夏場の草刈りとか、肉体労働がほとんどですね。
そして趣味のサーフィンにも時間を充てたかったので、勤務時間がきっちりと決まっていることもポイントでした。
心とからだにゆとりが持てる、バランスの取れた日々
― 実際に高鍋町に1年間住んでみて、印象はいかがですか?
森さん :まず一番印象的なのが、晴天率の高さ。初めて高鍋町で冬を過ごしたんですが、冬場も晴れの日がすごく多い。私は福岡県の久留米市で生まれ育ったのですが、夏は暑く、冬はどんより曇っていて寒いんです。宮崎も気温だけみたら寒いんですが、晴れて日差しがあるとこんなに暖かいんだとビックリしましたね。
あとベタな話なんですが、高鍋町の餃子には感動しましたね。餃子博士と言ってもいいくらい(笑)餃子は追求しているんですが、高鍋町の餃子は皮がモチモチでおいしい。おつまみとしてだけでなく、食事として食べられる味つけで、ボリュームも満点ですよね。
― 「餃子のまち」高鍋町なので、とてもうれしいです!
高鍋町に住んでみて、驚いたことはありますか?
朝学校へ行くために、子どもたちが地区ごとに集まって、集団登校をすることに驚きました。そしてその集団登校をフォローする大人や保護者がいて、町全体で子どもたちを見守ってくれている安心感がありますね。小学生、中学生、高校生の子どもがいるのですが、とても子育てをしやすい環境だと感じました。
― 宮崎では集団登校が当たり前の光景だったので、森さんの反応に驚きでした(笑)。 ちなみに趣味のサーフィンは楽しまれていますか?
森さん :はい(笑)。自宅から車で2分のところに、サーフィンの名所「蚊口浜」があるので、波の状態が良ければ出勤前に1回、夕方にさらに1回サーフィンに行っています。宮崎はショートボードの方が多いんですが、私はロングボード。蚊口浜はメローな波質で、とてもロングボード向きなんです。
― 今後高鍋町でやってみたいことはありますか?
森さん :宮崎は海も山もあるので、やりたいことがありすぎて大変です(笑)。高鍋町は行列や渋滞も少なく、時間的な余裕がたっぷりできたので、キャンプにバイク、今度は海釣りもやろうと思っていますね。
― 高鍋町の生活、満喫されていますね!
森さん :まさに理想的な生活です。仕事でもプライベートでも、ゆっくりとした時間の流れで生活できていて、自然と歩くスピードも遅くなった気がしますね。生活して1年経ちましたが、小学生の子どもは、もう宮崎弁(笑)。すっかり生活に馴染んで、食事のときも宮崎弁講座を開いてくれたり、家庭では笑いが絶えません。
あと細かいところなんですが、実は高鍋町は木漏れ日が素敵なんです。太陽の強い日差しを浴びる防風林の光と影のコントラストとか、決して観光用のキレイさではないんです。でも高鍋町で暮らしていると、つくられた美しさではなく、自然と「キレイだなぁ」と感じるものに出会える気がしますね。