移住者紹介

IMMIGRANT

特別な目的がなくたっていい。高鍋移住で手にした新しい人生。

岩切建設

金子 和平さん

2021年1月。34歳の時、生まれ育った広島県呉市を離れ、家族と共に高鍋町に移り住んだ金子さん。
この新天地で、果たしてどのような暮らしをつかんだのでしょうか?

きっかけは妻の一言。「移住してみるのもいいんじゃない?」

― 金子さんは、どうして移住を決められたのですか。

金子さん:サーフィンがしたい、田舎暮らしがしたいなど、ふつう移住には何かしらコレという理由があるものだと思いますが…僕らの場合は、ただ「暮らす環境を変えてみよう」という思いつき。いわゆる“ノリ”のようなものでした(笑)
広島では15年ほど洋服の販売に携わっていたのですが、独立して店を構えるといった将来の展望もなかったので、このままの生活で良いのかと迷っていました。すると妻が「宮崎に移住してみるのもいいんじゃない?」という言葉をくれて。その提案が、僕の心にはとてもしっくりきたのです。

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移住以前に撮影した家族写真。妻の芽衣さん、愛犬のムギちゃんと。

― どうして移住先に宮崎県の高鍋町を選ばれたのでしょう。

金子さん:妻の両親が宮崎県延岡市出身でゆかりがあるため、移住を考え始めた当初から「宮崎県内のどこか」と決めていましたが、当時は観光で訪れたことがある程度。移住先探しは、まず地図を開くところからスタートしました。すると、県庁所在地である宮崎市に近く、延岡市からもさほど遠くない、ちょうどいい位置に「高鍋町」を見つけたのです。調べてみると、移住者が多い上、クリニックを開業した方や農業を始めた方など…移住目的がバリエーションに富んでいて。ここなら僕らも馴染めるだろうと思いましたね。
そして移住の3ヶ月前、下見のために初めて高鍋を訪れました。町役場を訪ねてお話を聞いたり、街中を散策したりしてみると、スーパーもファストフード店もコンビニも中心地にまとまっていて生活圏がとてもコンパクト。これは暮らしやすそうな町だなと思ったのを覚えています。実際、そこは期待通りでした。

―実際に移住してみて、ほかに魅力的だと感じたことはありましたか。

金子さん:野菜や畜産物が身近なぶん手頃でおいしいのは、やはり大きな魅力ではないでしょうか。海産物も、少し北上または南下すれば、新鮮なものが安く手に入りますし。
あとは、皆さんよくおっしゃいますけど、人がすごく温かい。飼っている柴犬を散歩させていたら、見ず知らずの方から白菜をいただいたことも(笑)近所の人に気軽におすそ分けをする習慣がふつうにあるところに、何だか懐かしさを覚えました。

地域に根付いた企業で活躍。余暇も増えてゆとりある生活に。

― 移住後の仕事探しは、どのように進められましたか。

金子さん:はじめの頃は宮崎市の企業も候補に入れていましたが、次第に「せっかく高鍋町民になったのだから、地元で働きたい」と考え始めました。いま僕が勤めている『岩切建設』との出合いのきっかけは、高鍋町の求人サイト「みちはた(※記事下部にリンク記載)」で紹介記事を見たこと。戸建の新築やリフォームを担う会社で、町を歩くとあちこちで施工中の住宅に立つ弊社の看板や垂れ幕を目にします。地域に根付いた会社なのだなと興味を引かれ、応募しました。実際、僕が住んでいるアパートも、岩切建設が建てた物件です。これはまったくの偶然で、面接の時に判明したんですけどね(笑)

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職場の雰囲気はとても和気あいあい。

― 新天地で、しかも前職と全く業種が異なりますが、苦労はなかったですか?

金子さん:入社以前は建築の知識がまったくなかったものの、働きながら勉強させてもらえる環境だったので苦はなかったです。さらに、クライアントへの対応や施工のご提案など、アパレル時代に培った接客スキルが活かせる部分が多かったですね。
ただ、職人さんとコミュニケーションに、はじめの3ヶ月は苦労しました。専門用語がまだ理解できていなかったこと、そして何よりも、宮崎弁が難しい! 熟練の職人さんほどご年配の方が多く、ご年配の方ほど訛りが強くて。「おじい(怖い)」という言葉の意味がわからなかったり、「てげ(すごく)」と「てげてげ(ほどほど)」の違いがわからなかったり(笑) でも今はかなり身につきましたよ。

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― 金子さんも宮崎弁ネイティブになりつつあるようですね!(笑)
 ところで、休日はどのように過ごされていますか。

金子さん:家から徒歩圏内にドッグランがあるので、よく愛犬を連れて行っています。あとは少し車を走らせて、広い公園や海に遊びに行ったり、宮崎市に買い物をしに出掛けたり。それと、昨年の夏はサーフィンを始めてみました。同僚にサーファーの方がいて、誘っていただいて。今年の夏もチャレンジしようかなと。宮崎にはキャンプや釣りなど、アウトドアの玄人がたくさんいるので勉強になります。前職に比べて退勤時間が早く、休日が多いので、かなり生活にゆとりができましたね。

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休日にドッグランで撮影した一枚。愛犬家同士がつながるコミュニティもあるのだそう。

― オンもオフも充実されているようで羨ましいです。
 最後に、移住を検討中の方へアドバイスをいただけますか?

金子さん:「相応の覚悟がないといけない」と考えて移住を迷われている方も多いかと思うのですが、僕のように「環境を変えたい」といった気軽な動機でも、なんとかなるものです。今はインターネット社会で、必要なものはオンラインで買える時代。友人ともSNSで繋がっていられますし、生活に不便を感じることもそうありません。自分に合った仕事が見つかって、環境に適応できる能力さえ自分に備わっていれば、何の問題もないと思いますよ。
かく言う僕もまだ移住して1年と少しですが、広島にいた頃よりも、移住者の方と出会う機会が多いと感じます。彼ら“移住の先輩たち”が、10年、20年とここで生活されているのは、やはり高鍋がそれだけ魅力的で住みよい町だという証拠ではないでしょうか。

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