移住者紹介

IMMIGRANT

大好きな海のそばで、ずっとやりたかった仕事を。

しゃちんぼの濱 介護職員

佐藤 千春さん

佐藤千春さんは、夫・忠範さんが再雇用期間を終えたことを機に、愛媛県・宇和島から忠範さんの故郷である高鍋町へ共に移住しました。
これまでレジ打ちのパートなどさまざまな職を経験してきた千春さんですが、帰郷を機に「ずっとやりたかった仕事」に勤しんでいるそうです。

「仕事が見つかるか?」−不安も移住後に即解消。

−移住のそもそものきっかけは何だったのでしょうか?

千春さん:夫の仕事の都合で約20年前に愛媛へ移り、それ以来、夫の母はこの町で一人暮らしをしていました。年に一度は帰省して顔を見るようにしていましたが、もう高齢だということで「そろそろ帰ろうか」という話になって。子供はもう自立しているので、今は夫と夫の母との三人暮らしです。

−高鍋では何のお仕事をされているのですか。

千春さん:サービス付高齢者住宅『しゃちんぼの濱』で介護職員をしています。

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−愛媛でも介護のお仕事を?

千春さん:最後の2年だけ、特別養護老人ホームで働いていました。それまではレジ打ちのパートなど様々な仕事をしてきたのですが、近々高鍋に帰ることを考え、介護の道に進んだのです。
私の場合、移住にあたって一番心配していたことは“再就職先があるか”ということでした。介護なら、今年59歳になる私でも受け入れてくれる職場はあるだろうし、今後も長く働けるだろうと見込んだのです。

−なるほど。職探しは愛媛にいた時から始められていたのですか?

千春さん:いえ、引っ越しが済んでからです。ハローワークに足を運んで、介護職の募集を探しました。『しゃちんぼの濱』のことは、海がすごく近くて敷地から臨む眺めが素晴らしいと知り、興味を惹かれました。
私、宮崎の海が本当に大好きなんですよ!

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すぐそばにはJRの線路が通っており、あの「ななつ星」も通過する。

−確かに、抜群の景色ですね! 採用はスムーズに決まりましたか?

千春さん:ええ。実際、履歴書を送ったら翌日には電話をいただき、あっという間に面接に。そしてその翌日には、採用の連絡がありました。少なくとも2~3週間ほどはかかるだろうと予想して、もしここが不採用だったら長期戦になるぞと踏んでいたのに…とてもうれしい誤算でした。

−現在、働き始めて1ヶ月ほど経ったと聞いています。新しい職場はいかがですか?

千春さん:自然に囲まれた理想の環境なのはもちろんのこと、スタッフもみんな仲良しで。フレンドリー過ぎるくらいフレンドリーなんですよ(笑)

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−お邪魔してみて少し驚きました。空気がとても和やかですよね。

千春さん:そうなんです。利用者さんもスタッフもとにかく穏やかで、親しみを込めて接してくれるので、すごく過ごしやすいですよ。
そして何より、利用者さんとの関わりが楽しい! 実は、介護は若い時からずっとやりたかった仕事でもあるんです。学ぶ機会がないことや、子育てしながらだと難しい面もあることなど、いろんな要因で諦めてきました。それが、今になってやっと自分の仕事になり、やりがいを感じています。

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ゆとりある暮らしに導かれた健康生活。

−千春さんご自身は以前、宮崎市にお住まいだったとのことですが…高鍋の暮らしは当時の暮らしと違い、困ることもあったのでは?

千春さん:私が宮崎市を離れた頃と比べて、当然街は大きく変わっていましたし…勝手のわからない今の私にとってはむしろ高鍋の方が住み良いです(笑) 徒歩圏内にコンビニもスーパーも薬局も揃っているので、日常で不便を感じることもまったくありません。

−それは何よりですね!
ところで、海が好きとおっしゃいましたが、他に高鍋のお気に入りポイントはありますか?

千春さん:温泉ですかね。高鍋には「めいりんの湯」がありますし、隣町にも温泉施設があるので、週末ごとに足を運んでいます。
愛媛は「道後温泉」が有名ではありますが、私たちが住んでいた場所からは車で高速道路を通っても1時間半以上はかかるので…。高鍋では気軽に楽しめるようになりました。
混み合うことがないのも魅力の一つではないでしょうか。「貸切やね〜」なんて冗談を言いながら、湯船を独占できる時もあるんですよ(笑)

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高鍋温泉「めいりんの湯」。温泉のほか、お食事処や地元の特産品が並ぶ売店も併設している。

千春さん:もう1つ私がありがたいと感じているのは、広々とした浜や河川敷が身近にあり、景色を楽しめる散歩コースが充実していることです。うちは犬を飼っているのですが、移住してからは出勤前と退勤後に1時間ずつ散歩をするのが日々の習慣になり、1日平均8〜9千歩は歩く生活に。おかげで、夫婦揃って超健康です。もともと肥満ぎみのうちの犬も、いつの間にか3㎏の減量に成功していました(笑)

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お気に入りの散歩コースにて、愛犬と撮った一枚。

―高鍋は「犬にも優しい町」だったんですね!
それでは最後に、移住を検討されている方に伝えられることがあればお願いします。

千春さん:職探しに不安を抱えている方もいるでしょうけど、私はとてもスムーズに進みましたし、町民の人柄も良くて温かく迎え入れてくれます。そして忘れてはいけないのは、この豊かな自然! 素晴らしい環境が待っていますよ、と伝えたいです。

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